ほうほう、こんなことだったですね。
たいぶ昔に習ったことだから忘れてしまっていました。
ボルボックスは池や川、田んぼなどの淡水に生息し、水のきれいな場所であれば普通に見られる。水田では、日向の水際のごく浅い泥の上を見つめると、肉眼でも薄緑色の粒として見ることができる。春から秋にかけて無性生殖で繁殖し、環境が悪化してくると有性生殖を行い、乾燥を耐える接合子を形成し冬を越す。春になり環境が良くなると発芽し、再び無性生殖を行う。
群体は直径数百μm程度の球状の体をしている。数千個の体細胞からなる一層の細胞層があり内部は中空になっている。体細胞は2本の鞭毛を持ち、この運動により水中を能動的に移動することができる。ボルボックスは正の走光性を持ち、これは体細胞に依存する。体細胞間はゼラチン状の構造により結ばれている。成熟した体細胞は分裂能を失う。細胞内には葉緑体が存在する。
無性生殖は、群体の内部に新しい群体が生じることで行われる。体細胞層の内部にはゴニディア (gonidia) と呼ばれる生殖細胞がある。この細胞には鞭毛がなく、運動能をもたない。個の細胞が体細胞分裂を行なって次世代の胚(娘群体)を形成する。娘群体では最初、生殖細胞が外側に体細胞が内側に配置されており、成熟の過程で中と外の反転が起こる。十分に成熟すると体細胞の層を破り母群体から孵化する。このように、群体を形成する細胞は生殖細胞の分裂によって形成され、新たに完成した群体では、それ以上の細胞の増加は見られない。このため、このような群体を定数群体という。二回胚を放出した親の個体は細胞死を起こす。
多細胞性の進化
群体とは最も単純な多細胞体制であり、一つの群体が一個体である。ボルボックスは、その近縁種にクラミドモナスなどの単細胞体制をとる生物種や、後述するような様々なより簡単な群体を形成するものがあることから、比較的近年になってから多細胞化したと考えられている。 分子系統解析では、単細胞性の緑藻クラミドモナス Chlamydomonas reinhardtii と V. carteri が分岐したのは5千万年前ほどであると考えられている。緑藻の分岐が7億年前であることを考えると、ボルボックスの多細胞化は生物進化の過程から見れば比較的新しいといえる。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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